文字を生業とされる方から伺ったお話

『文字の起源は神と対話するために生まれたものだ』と
 
思わず「ほぉ〜」っと…
いつの間にか文字は人と人のコミニュケーションのツールだと
思い込んでいた事に気がついた。
 
学校で習った、つたない記憶の中で、
大昔、人々は神のお告げ(メッセージ)を受け取るため、占いに亀の甲羅等に
文字を刻み、甲羅のヒビの入り具合により、判断したと歴史の先生は語っていた
ことを思い出した。…ということは、神様との対話のためということになる。

この機会に少しぐぐってみた。
現在、諸説はあるが、世界最古とされている文字はメソポタミア文明のシュメール
文字とされているらしい。(歴史の教科書を思い出します) 
文字は種類、年代、地域などによって沢山あって、まだまだ解明されていない(解読されていない)
世界なのだなぁとあらためて驚いた。そしてなかなか面白い。そして歴史的ロマンがあることも…

作家がサイン代わりに使う落款。篆刻。篆書の書式も数多い。
IMG_1955

















(これはわたしの落款…漢字の由利で作って頂きました)

年代により変化しつつも崩し方にも一つの決まりがあるそうです。
幾代にわたっても、その文字を見た人が使われた書式であることがわからなければならない
そうです。勝手気ままに変えてはいけない。
その文字がどこから来たものなのかも伝えられるために…

文字…神様とのコミニュケーションであったことを再認識して大切に使って
いこう。